ラントルコート - ソーシャルミーティングL’Entrecote - Social Meating

オペラハウスや5つ星ホテルが集まるホーチミン1区ドンユー通り。その一角にあるビルの2階に店を構えるのが、フレンチステーキハウス「L’Entrecote - Social Meating」です。

フランスで100年以上続く“テンダーロインステーキ (bít tết thăn nội) ＋秘伝ソース＋山盛りフレンチフライ”のスタイルをベースにしつつ、シーフードや前菜、ワインも充実。日本で同じクオリティのステーキを食べることを考えると、かなりコスパよく楽しめる一軒です。

この記事では、実際に訪れたときの店内の雰囲気やおすすめメニュー、予算の目安、どんなシーンに向いているかまで、旅行者目線で詳しくご紹介します。

フランスのビストロを再現した店内の雰囲気

店内に一歩入ると、弧を描く大きな窓から自然光が差し込む明るい空間が広がります。赤いテーブルクロスと木目の床がクラシックなビストロの雰囲気を演出しつつも、堅苦しさはなく、カジュアルに過ごせる空気感です。

昼は街路樹のグリーンと陽の光が気持ちよく、ブランチやランチにぴったり。夜になると照明が落ち着き、窓の外の夜景とあいまってぐっと大人なムードに変わります。テーブル同士の間隔も適度にあり、日本人でも落ち着いて食事を楽しめるレイアウトでした。

ドレスコードは特にありませんが、リゾートワンピースやシャツなど、少しきちんとした服装で行くと雰囲気になじみやすい印象です。

まずはこれを食べてほしい｜看板メニュー2選

L’Entrecote に来たら外せないのが、「ブッラータチーズサラダ」と「スライスステーキ（フィレステーキ）」の2品です。

• ブッラータチーズとトロピカルフルーツのサラダ

  

  大きなブッラータチーズを中心に、生ハム、グレープフルーツやマンゴー、スイカ、ドラゴンフルーツなどのフルーツをたっぷり散りばめた一皿。ミントの香りとバルサミコソースの酸味が全体をまとめてくれます。

  クリーミーなチーズとジューシーなフルーツの組み合わせは、ホーチミンの暑さで疲れた身体をリフレッシュしてくれる前菜。見た目も華やかで、女子旅やカップルの「最初の一皿」にぴったりです。

• 秘伝ソースで味わうスライスステーキ

  

  鉄板のように熱々のプレートに、薄く広がった秘伝ソース。その上に、あらかじめスライスされたステーキが美しく並べられて提供されます。肉は柔らかく、ミディアムレアの火入れがちょうどよい加減。

  ステーキを最初からカットしているのは、フランスの精肉文化に由来するスタイル。厚みをそろえてスライスすることで、どの一枚を食べても同じ食感と火入れで楽しめるよう計算されています。秘伝ソースが一枚一枚にしっかり絡むので、最後まで飽きずに食べ進められます。

シェアして楽しい前菜・タパスが充実

ステーキだけでなく、複数人でシェアしたくなる前菜メニューが充実しているのも、この店の魅力です。実際に注文して良かったものをいくつかご紹介します。

• スモークサーモンのカルパッチョ

  

  薄くスライスしたスモークサーモンに、ケイパー、ディル、レモンを合わせた王道の一皿。脂ののったサーモンに酸味がきいていて、白ワインとの相性が抜群です。

• ベビー帆立のXOソースソテー

  

  ベビー帆立を香ばしく焼き上げ、干し海鮮の旨味がぎゅっと詰まったXOソースで仕上げた一品。フレンチレストランながら、どこかアジアンテイストも感じられる「ここでしか食べられない味」です。

• ニュージーランド産ムール貝のクリームオニオン蒸し

  ふっくらとしたムール貝を蒸し上げ、玉ねぎの甘みが溶け込んだクリームソースで仕上げた一皿。パンを追加して、ソースまできれいにさらって食べたくなります。

• フォアグラ・パニプリボム

  サクサクのパニプリ生地の中に、とろけるフォアグラとイチジクチャツネ、バルサミコソースを合わせた遊び心のある前菜。ひと口でさまざまな風味が弾けて、テーブルが一気に盛り上がるメニューです。

数人で訪れる場合は、前菜を2〜3皿頼んでシェアし、メインにステーキを組み合わせるのがおすすめの楽しみ方です。

いくらくらいで楽しめる？予算とコスパ感

メニューにもよりますが、前菜は一皿おおよそ15〜30万ドン（900円から1800円）前後、ステーキは40〜60万ドン（2300円から3500円）前後が目安です（2025年時点）。ワインをグラスで1〜2杯頼むと、トータルでは一人あたりおよそ50〜70万ドン（〜6000円）ほどを見込んでおくと安心です。

日本で同レベルのフレンチステーキハウスに行くことを考えると、体感としては「かなりお得」。特に、肉のクオリティとソースの完成度、店内の雰囲気まで含めたトータルの満足度を考えると、コスパは高いと感じました。

なお、サービスチャージやVATが別途かかる場合があるので、最新の料金体系は来店時や公式メニューで確認してください。

どんなシーンにおすすめ？利用シーン別の使い方

• カップル・夫婦のディナーに

  窓側のテーブルは、夕暮れから夜にかけて特に雰囲気抜群。記念日やホーチミン旅行のハイライトに使うレストランとしてもおすすめです。

• 女子旅・友人同士での食事に

  前菜がどれも写真映えするので、シェアしながら少しずつ色々食べたい女子旅にもぴったり。お酒の量を調整すれば、意外とお手頃に楽しめます。

• 家族連れの外食に

  ステーキやフレンチフライなど、子どもが喜ぶメニューも豊富。店内もカジュアルなので、「ちょっといいものを家族で食べたい」というときにも使いやすいお店です。

• 出張時のビジネスディナーに

  立地が良く、店内も落ち着いた雰囲気のため、取引先との会食にも向いています。英語対応のスタッフもいるので、日本語が話せないゲストとも一緒に利用しやすいのがポイントです。

場所・行き方・予約方法

L’Entrecote - Social Meating は、1区ドンユー通りに面したビルの2階にあります。サイゴンオペラハウスや5つ星ホテルから徒歩圏内で、観光の合間に立ち寄りやすいロケーションです。

• エリア：ホーチミン市1区 ドンユー通り
• 最寄り：サイゴンオペラハウスから徒歩約3分
• 営業時間：ランチ、ディナーとも営業（詳細は公式情報で要確認）
• 予約方法：電話またはメール、SNSのDMなどから事前予約が可能

週末のディナータイムは混み合うこともあるため、旅行日程が決まっている場合は、早めの予約がおすすめです。窓際席を希望する場合は、予約時にリクエストしておくとよいでしょう。

まとめ｜ホーチミンで「ちゃんと美味しいステーキ」を食べたくなったら

L’Entrecote - Social Meating は、本格的なフレンチステーキと多彩な前菜、居心地のよいビストロ空間を、比較的手の届きやすい価格で楽しめる貴重なお店です。

初めて訪れる方には、「ブッラータチーズサラダ＋前菜1皿＋スライスステーキをシェア」という組み合わせがおすすめ。余裕があれば、デザートにクレームブリュレやチョコレートムースを追加して、フレンチらしい締めくくりを味わってみてください。

ホーチミン旅行中に、「今日はちょっと良いものを食べたい」と思ったら、ぜひ候補に入れてほしい一軒です。

テーブルの予約はこちらから！

https://www.hcm-cityguide.com/c/restaurants/s/french-cuisine/p/lentrecote-social-meating/items/1649